| 原題 | THE CRUSADERS |
Sorry No Picture |
| 監督 | ドミニク・オッセン・ジラード | |
| 出演 | アレッサンドロ・ガスマン／デューレ・リーフェンシュタイン／ヨハネス・ブランドラップ | |
| 製作 | ドイツ＝イタリアＴＶ映画 | |
| 発売元 | PrimeWAVE | |
| データ | カラー／201分／日本語 | |
| 評価 | ★★★／瞬間最大甲冑率５４％ | |
| あらすじ | １１世紀後半、教権の強化を目指した時の教皇ウルバヌス２世は、イスラム教徒からの聖地奪還の大号令を発布。
その頃、イタリア南部のアウカストロに三人の青年が住んでいた。 イスラム教徒とキリスト教徒の間に生まれた混血児のピーターは、戦火の中で母親を失い、父親であるイスラムの領主から育ての親である鋳物師アレッシオに預けられた。幼馴染みのマリアとは相思相愛なのだが、彼女には既に有力貴族の後ろ盾のある騎士が許婚となっており、居たたまれない状態となっている。 マリアの兄であるアンドルーはピーターとは兄弟同様に育った中だが、このまま父親の跡を継いで一生を粉屋として暮す将来を拒絶し、十字軍に参加して一旗揚げることを夢見る。 リチャードは、他ならぬアウカストロ領主の息子なのだが、父親が謀反に倒れた際に、従兄弟を殺害したことから故郷に居られぬ身となる。 三人は成り行きから共に十字軍に参加すべく旅に出るのだが・・・ |
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| 感想 | 歴史映画というよりは青春映画に分類したい。
十字軍で活躍する騎士や兵士を描いた映画ではなく、主人公三人三様の苦悩を描写することに力を裂いている。 三人にとっての最初の戦いは悲惨なもので、私欲に目がくらんだ指揮官に「イスラム教徒」と偽られて何の罪もないユダヤ教徒達を虐殺してしまう。 この指揮官、当初は主人公達を含む未熟な若者たちを兵員補充のために無理に聖地へ送り込もうとする貴族から引き取り、自らの手で鍛え上げるという、良い意味での鬼軍曹キャラクターとして登場しただけに少し残念。 エキストラ６０００人、馬３００頭を使ったという戦闘シーンも見所で、クラマックスのエルサレム包囲線では十字軍の攻城塔に対抗してイスラム側がギリシア砲を持ち出したりする。 しかし、３時間半は長い・・・ |
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